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古寺巡礼:奈良中宮寺

法隆寺東院の奥に小さな庵のようなお寺があります。それが中宮寺です。聖徳太子が母穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)のために建立した最古の尼寺と言われています。大使の住居の斑鳩宮を中央にして西に法隆寺、東に中宮寺を建てられました。その中宮寺は今法隆寺東院のお隣に移っています。旧中宮寺の形式は四天王寺や若草伽藍と同じく塔と金堂を建てに配したものであったそうです。

和辻哲郎、古寺巡礼から。この中宮寺は最後の章でここに安置されている菩薩様の様子が描かれています。
IMG_3543.jpeg

本堂は入り口からすぐですが、その途中のお庭が綺麗に手入れされていました。
IMG_2862_3_4_tonemapped.jpeg

本堂は比較的新しい鉄筋コンクリート造りの建物でした。高松宮妃殿下の発願によって1969(昭和43)に建立されました。
IMG_2865_6_7_tonemapped.jpeg

ここでなによりも楽しみなのは半跏思惟像である弥勒菩薩様に会える事ですね。約1400年の年を越えて人々に愛されてきた菩薩様です。弥勒菩薩は56億年後に人々を救う仏様であるといわれています。お姿は如何に人々を救うかを思われている姿だそうです。この像は日本と韓国、朝鮮半島によく見られる仏様だそうですね。
いつまでも座って対面していたい雰囲気を持っています。本堂の係の女性が参拝客が本堂に上がるタイミングでテープで案内を流しています。法隆寺の雰囲気とは違ってのどかな風が吹いているようでした。

本堂内は撮影禁止ですが、遠くからお姿の写真を撮りました。
IMG_2871_2_3_tonemapped.jpeg

弥勒菩薩 (中宮寺図録から転載)

和辻哲郎はこの像を女性とみたててその感想を述べています。「懐かしい我が聖女は六畳間の中央に腰掛けをおいて静かに腰掛けている。(中略) 彼女は神々しい程に優しい『たましいのほほえみ』をうかべていた。それはもう彫刻や推古仏でもなかった。(中略) 一つの生きた、尊い、地から強い、慈愛そのものの姿であった。」と書き留めています。和辻程の表現力は持ち合わせていない私ですが、全く彼の感じたお姿が目の前で再現されているのがわかりました。その意味で和辻哲郎という哲学者と同じような思いを共有できた事は喜ばしい限りです。

本堂は鉄筋コンクリート製で新しい建物ですが、その中に弥勒菩薩が座居されています。本堂にはその他に天寿国曼荼羅繍帳のレプリカが展示されています。これは推古天皇の御代622年の作品で聖徳太子の妃である橘大郎女が命じて造らせた刺繍であると中宮寺の案内所に述べられています。
p03.jpg (中宮寺ホームページから転載)


本堂の前の庭にあじさいが....
IMG_2874_5_6_tonemapped_edited-1.jpeg

ちょっと急ぎ足で回った古寺巡礼でしたが、飛鳥白鳳時代にタイムスリップしたような時間を過ごしました。これからも悠久のときを刻みながら菩薩様は56億年後のお目覚めを目指されるのでしょうか。


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