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Steve Jobsへのオマージュ

アランケイの記事を書いてから間もないのに10月6日(日本時間)朝、Steve Jobs氏逝去の悲報を知りました。56歳、あまりにも短い人生でした。アランケイ達が考案したダイナブックを絶え間なく実現化していくドライバーであったSteve Jobs。気難しい性格で妥協を許さない生業だったので常識人がつきあうのにはなかなか骨の折れることであったようです。私自身は直接面識も持った事はないけれども、その生産されたいろいろな道具にたっぷり浸かってその恩恵にあずかっている事は間違いありません。思い起こせば最初80年代初頭にMacintosh Plusを目の当たりにしてそのすごさに驚かされてからずっとMacを使ってきました。知的生産の補助機として日々これなくして全然発想がわかないのを実感しています。

Steve Jobs (1955-2011)

1986年頃一時期サラリーマン生活から独立し当時30歳代後半だった私はシリコンバレーのベンチャービジネスの日本法人を後先考えずに始めたとき、何回か訪れたシリコンバレーでSteve Jobsが通っていたHomestead SchoolのあたりやStevens Creek通りの寿司屋さんからの帰り、クーパティーノ市の当時すでに大きなキャンパスを構えていたアップル本社を見上げてシリコンバレーのエネルギーを肌で味わったものでした。1986年にはSteve Jobsはアップルをすでに追われていてNeXTを立ち上げていた時です。一世風靡しているインテルのRobert NoyceやSteve Jobsらが近くで同じ空気を吸っているという感じがとても心地よかった覚えがあります。

当時は雨後の筍のようにサニーベールからクーパティノ一帯に新しい会社が起業を続けていて、レストランにいくとそのような起業家が集まってわいわい話をしている光景が当たり前のようでした。私もその当時会社を飛び出したものの将来に少し心配もありましたが、この雰囲気にのまれ随分勇気づけられたものです。

アップルの初期この会社に投資をしたベンチャーキャピタルの雄、クライナー・パーキンスのパートナーなどとも少しの間おつきあいしたこともありこの時期の経験は私のその後にも大きな影響を与えています。シリコンバレーはそのような魅力をもった場所であったのでした。そこで人間臭くアップダウンを繰り返すSteve Jobsをそこの住人達はシンボリックなヒーローとして親しみを込めていたのでしょう。

私は、時価評価額でエクソンを抜いた大企業を作ったカリスマ経営者という近視眼で皮相的且つ刹那的な世間の評価ではなくて、何か新しい事を常に考えながらそれを失敗しながらも大好きであきらめずに一生を通じて実現化していった一人の人間としてのSteve Jobsが好きです。

2005年6月12日にスタンフォード大学で卒業記念講演を行ったときのビデオがあります。彼の生き様を自身の言葉で綴った名演説となりました。さいわい和訳付きのものがYou Tuneにアップされていましたので、ここに掲げたいと思います。

卒業記念講演その1/2


卒業記念講演その2/2


英語の原文はこちらのホームページで閲覧できます。実際のスピーチから書き起こしたものでスタンフォード大学から発表されている予行原稿とは少し違います。こちらが実際にSteve Jobsが話した内容です。
URL → Steve Jobs Commencement Speech at Stanford University 2005, 6, 12

この時点で多分彼は自分が持たされている残り時間を十分認識していたのではないかと思います。『毎朝起きる時今日が最後の日であったなら何をするか?を考えることが重要だ。』またスピーチの後半の言葉、Stay Hungry, Stay Foolishもなかなか含蓄があるではありませんか。

63歳の人生を過ごしたロバートノイス、56歳で駆け抜けたスティーブジョブス、革命的な仕事を残した彼らは本当に駆け足で人生を過ごしてしまいました。ただ彼らにとっては十分濃くて長い時間だったのでしょう。彼らの足下にも及ばない何も出来ない私ですが、このような偉人達と同じ時間を共有できる世代に生まれた事を幸運に思っています。

合掌。


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