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ミニSL物語:成田ゆめ牧場の羅須地人鉄道協会まきば線

先週の土曜日5月19日に成田ゆめ牧場内に設置しているミニ鉄道でSLの運転会がありました。この施設でのSL運転は年に数回しか催されないので時間を見繕っていってきました。

この鉄道は成田ゆめ牧場ではトロッコ列車というアトラクション名で呼ばれていますが、正式には羅須地人鉄道協会(らすちじんてつどうきょうかい)まきば線と称します。鉄道協会のホームページによりますと会の名称の『羅須地人』は宮沢賢治が主宰した『羅須地人協会』と名付けた私塾から採っているとのこと。ともに汗を流しながら、自分たちが美しいと思うものを実現していこうという宮沢賢治の精神にあやかると述べています。会員は30名あまりで機械加工の専門家などのメンバーがほぼ持ち出しで機関車の整備や復元をおこなっています。

確かに鉄道を趣味にするという事はそれを希望するだけでは実現するものではなく、汗をかきながら線路を施設しまた古い蒸気機関車の部品製作などをおこなって修復しかつ保守を継続する辛抱強い活動が要求されます。イギリスなどでは産業遺産としてこれらを残す事は熱心で、ボランティアや寄付、割高運賃での運営などによって長く受け継いでいこうという動機付けがありますが、日本においては産業遺産という概念もあまり社会的に受け入れられていない状況です。その中でも好き者同士が集まって文字通り汗をかきながら運営しているのがこの鉄道といえましょう。何から何まで手作りで機関庫の建家も自前だそうです。それを成し遂げようという喜びがあるのでしょうね。根っからの鉄道ファンと言っても過言ではないでしょう。

ここで動いている機関車達は昔軽便鉄道で働いていたものを復興したのが主流になっているようです。その他に珍しい縦型のボイラーを持ったオリジナルの機関車もあります。

幾つかの写真を撮ってきました(写真をクリックすると大きくなります)。

下の写真は機関庫と作業場(もちろんDIY):3号機の蒸気機関車。通常使用しているディーゼル型の機関車(3号機の後方)。レストア中の蒸気機関車のボイラー(更にその後方)が見えますね。
IMG_6719_20_21_tonemapped.jpeg 

右下の写真は縦型ボイラーのポッター。羅須地人鉄道協会のオリジナル機関車です。このまきば線では随分活躍しているようです。アメリカにもグラスホッパーと呼ばれた同じような機関車がありました。小回りが利く便利な機関車であったようです。左下はそのグラスホッパーの写真。両者を比べると蒸気エンジンと駆動系の構造が違うような感じです。
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3号機とその姉妹機の6号機。元々日本製(楠木機械製作所製:今も会社は存続しています)だったのですが、これら2機は台湾の起隆(キールン)炭坑鉄道で使われていた機関車だそうで、1971年と1978年に里帰りをしたそうです。
IMG_6761_2_3_tonemapped.jpeg IMG_6770_1_2_tonemapped.jpeg

こちらは機関庫に停留されていたカトー製のディーゼル機関車。その後ろの機関庫内にラッセル車があるのがわかりますか?赤い大きな排雪板(ブレード)が装着されています。ナベトロと呼ばれる土木工事用側倒車が置かれています。羅須地人鉄道協会のホームページには運転終了後、このナベトロにお湯を入れて風呂にして体を癒しているそうですよ。
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運転中の写真も幾つか掲げておきましょう。
蒸気を昇圧して馬力をだして機関庫を出発する6号機。線路一周の運転の開始です。
IMG_6788_89_90_tonemapped.jpeg

途中の景色。木漏れ日のトンネルの中を走る赤の車体が空と新緑によく似合っています。
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路線には橋も架かっています。蒸気を吐き出しながらゆっくり走る景色はまるで絵本から出て来たような感じがしますね。
IMG_6728_29_30_tonemapped.jpeg

縦型ボイラーのポッター11号機。こちらも軽快に走っています。
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ポッター号が協会手作りの車庫の横を通ります。手前にまだ復元を待っている機関車の運転台が置かれています。
IMG_6776_7_8_tonemapped.jpeg


全長約700mのループ線を走っていますが、乗車している大人も子供も楽しそうにしていました。乗客の喜ぶ顔を見ていると会員の人たちも幸せになるのでしょうね。ここにも成田ゆめ牧場の一つの夢の実現がありますね。まだまだ仕事がありそうです。



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