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昭和幻風景ジオラマ展を覗いて。

日本橋高島屋で10月30日まで「昭和幻風景ジオラマ展」と称してジオラマ作家の山本高樹氏作品展が開かれています。ちょっと覗いてきました。

ジオラマ展入場券左側の画像は入場券ですが、ここに載せられた写真は今年上半期のNHKのテレビ小説「梅ちゃん先生」のオープニングタイトルバックに使われたジオラマで山本さんが蒲田の様子を想像して制作したとか。真ん中に梅ちゃん先生(テレビでは堀北真希が主演)の姿が見えますね。ジオラマ上で昭和の世界が広がっています。これとは別の話になりますが、ドラマ初期の敗戦直後のバラックの家々は茨城県の高萩市にあった製紙工場跡に大きなスケールで作られたようです。


パンフレット山本さんは、1964年生まれの48歳。1964年と言えば東京オリンピック開催、東海道新幹線開通やその頃、首都高速道路、名神高速の建設など今の日本のインフラの基礎固めが形になりつつある年でした。この後日本は高度成長期に入っていきます。一方その頃は古い物と新しい物が交錯して同時に存在する時代でもあり終戦後の闇市なども残っていました。私が生まれてこの年で14歳。田舎に育ったので、オリンピックは近所の喫茶店に設置されたカラーテレビを食い入るように見ながら最終日の女子バレーを応援していました。今で言うパブリックビューイングですね。周りの人々の存在がすごく近い日常でした。駅にはまだC57などの蒸気機関車が沢山働いていて電気機関車などはデッキ付きのED16などが主力でした。

左に示すのはこの展示のパンフレット。右中央の写真は浅草の凌雲閣。当時の帝都東京で一番高い建物でした。関東大震災で壊れてしまいましたがそれまでのランドマークタワーでありました。ジオラマの題目は「凌雲閣の怪人」この建物から怪盗(怪人二十面相?)がバルーンに乗って逃げる所を明智小五郎が追っているシーンとか。なかなか面白いものでした。今でもアニメで同じようなシーンがありますね。名探偵コナンがキッドを追いかけているような。東京スカイツリーだと高すぎてこのような表現はできませんね。

屋上屋の感じはありますが、やはり今回の展示をみているとまるで昔の昭和の時代に一気にタイムスリップした気分になりました。展示会ではカメラ禁止だったので私が撮影した写真はありませんが、山本さんのホームページから一部の写真をお借りました。

山本高樹氏のURL: 模型日和下駄(永井荷風の散策記日和下駄から考えられた名前)。

下記のジオラマのタイトルは「市電19系統 新橋行き」。昭和初期の銀座の風景の再現。ジオラマの右のカフェホールの入り口に永井荷風らしき人物のフィギュアがいますが、この方向からだとちょっと見にくいかもしれません。この展示は360度どの方向からも見ることができました。目線を人形の高さにしてみると実物のような雰囲気が出ていました。山本さんの説明ではジオラマ左手前で走って市電に乗ろうとして、あわてて鞄から書類を落としている人物は編集者から逃げようとしている人気探偵小説作家の江戸川乱歩だそうです。
photo5.jpg

下記のジオラマは「雪国の市 新潟越後十日町」見るからに寒そうな景色です。それでも通りにはお店が出ています。
photo2.jpg photo3_b.jpg

山本高樹さんの常設展示館は青梅市にあるようですよ。〒198-0084 東京都青梅市住江町9番地、昭和幻燈館です。展示品は、

電気キネマ館
妖しの見世物小屋
隠れ里の温泉
サムライ商会
ガード下パラダイス
坂の上の遊郭
雪国の市
冬支度
墨東の色町
荷風と額縁ショウ
凌雲閣の怪人
駄菓子屋

青梅には鉄道公園もあり昭和時代に働いていた車両も沢山良好な状態で静態保存されていましたね。私のブログの青梅鉄道公園:悲哀の蒸気機関車E10の現役時代に思いを馳せて。に青梅鉄道公園の話を少し述べています。

写真を撮って眺める二次元の記憶はその瞬間を切り取った唯物的な対象なのでしょうが、やはりジオラマを全方向から眺めながら実物の世界にいるような体感がある三次元の空間は格別でした。山本さんが表現しているジオラマは実空間が失われている今、それを再体験するためのミクロの世界を提供する創造物と言えますね。決して実物そのもののコピーではない少しデフォルメされたジオラマは実物以上にその世界をそれぞれ見る人の心にその人だけが感じる創造物として響くのかもしれません。前回のブログで紹介しました諸星昭弘の世界も同じ匂いを感じさせます。一方別のアプローチであくまで実物をそのまま小さくしていくモデルの世界を追求する原信一郎さんの道もあります。この辺はブログの写真では伝えられません。いやージオラマやモデルは奥が深い。



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